子どもが「痛い」と言ったとき、あなたはすぐに向き合えていますか? 筆者の知人Aさんは、幼い頃から「放っておけば治る」と母に言われ続け、ほとんど医者に連れて行ってもらえませんでした。そして大人になったとき、その影響が思わぬ形で表れてしまったといいます。
後日、そのことを母に伝えました。少しでも心配してほしかったのかもしれません。
しかし返ってきたのは、「自分でちゃんと磨かなかったあんたが悪い。若いのに歯がないなんて恥ずかしいわよ」という冷たい言葉でした。
責任を押しつけられ、私は深く傷つきました。守られる立場だったはずなのに……と、やるせない孤独感に包まれました。
わが子には同じ思いをさせたくない
現在、私は小学生の子どもを持つ母です。わが子が「痛い」と言えば、必ず手を止めます。大したことがなさそうでも、まずは話を聞きます。特に歯に関しては、毎日の仕上げ磨きと、3カ月ごとの定期検診も欠かしません。
正直仕事や家事に追われて余裕がない日もあります。それでも、子どもの健康は「自己責任」ではなく、守るのは親の役目だと強く感じているのです。
自分の歯は守れなかったけれど、子どもの歯は守りたい。あの頃の私にしてあげられなかったことを、わが子にはしてあげたい。それが、私が母になって決めたことです。
【体験者:40代・女性パート、回答時期:2026年2月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:花澤ひかる
主婦ライター。ママ友たちからの悩みを聞くうちに、この声を世に届けたいと、ブログなどで活動を開始し、現在はltnライターに転身。主婦目線を大事に、ママ世代へのフィールドワークと取材を行い、そのリアルな思いをコラムにすることをライフワークにする。