4歳のMちゃんが「お腹すいた!」と何度もお菓子を欲しがるので、もうすぐ迎える5歳児健診を前に、ママは食べすぎを心配していました。そんな中、筆者の息子Rのひと言がきっかけで、Mちゃんの気持ちに隠れていた“本当の理由”に気づかされた、あたたかいお話です。
本当は“空腹”じゃなく“退屈”だった
公園に着くと、Mちゃんは走ったり遊具で遊んだりして、あっという間に夢中になりました。気づけば、さっきまで何度も言っていた「お腹すいた!」の言葉がぴたりと止まっていました。その様子を見て、Mちゃんのママはハッとしたそうです。Mちゃんは本当に空腹だったというより、何か楽しいことを探していて、つい身近なお菓子に気持ちが向いていただけだったのかもしれない、と。そこからは「お腹すいた」と言われたとき、すぐにお菓子を出すのではなく、絵を描いたり外で遊んだり、別の楽しいことに気持ちを向けるようにしたところ、少しずつうまく気が紛れるようになっていきました。
子どもの気持ちを見れば、解決の糸口がある
そんなふうに過ごしていくうちに、Mちゃんは無事に5歳児健診をクリア。Mちゃんのママは、Rの何気ないひと言が大きなきっかけになったことに驚きつつ、心から感謝していました。子どもの「食べたい」は、いつも本当の空腹とは限らない。心のどこかにさみしさや退屈、ただ何かしたい気持ちが隠れていることもあるのだと、あらためて感じた出来事だったそうです。子どもの言葉の奥にある気持ちに目を向けると、「ダメ」と制限する以外の方法が見えてくる。そんなことを教えられた、やさしいエピソードでした。
【体験者:40代・筆者、回答時期:2026年2月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:北田怜子
経理事務・営業事務・百貨店販売などを経て、現在はWEBライターとして活動中。出産をきっかけに「家事や育児と両立しながら、自宅でできる仕事を」と考え、ライターの道へ。自身の経験を活かしながら幅広く情報収集を行い、リアルで共感を呼ぶ記事執筆を心がけている。子育て・恋愛・美容を中心に、女性の毎日に寄り添う記事を多数執筆。複数のメディアや自身のSNSでも積極的に情報を発信している。