汚れた車を洗車した知人。それを知った車好きの夫が、耳を疑うような一言を放ちました。知人から聞いたエピソードを紹介します。

激怒する夫

その日の夜に夕飯の支度をしていると、夫が急いでリビングに飛び込んできました。

「勝手に洗車した!?」と、夫はいきなり怒鳴ります。

驚いたものの、私は「したよ。だってリアガラスとバックカメラが泥で曇っていたし、後方確認ができなくて危なかったから」と答えました。

すると夫は「勝手に洗うなよ! 細かい傷がつくし、コーティングが取れたじゃないか!」と、顔を真っ赤にして激怒。
夫のこだわりを無視してしまったことに気づき、私はハッとしました。

「ごめんなさい、相談してからにすればよかったね。でも、本当に視界が悪くて怖かったの」

にらみつけてくる夫に、私は謝罪した上で、もう一度事情を説明しました。
「バックするのに後方が見えなかったら、物にぶつかったり歩行者をひいたりしてしまう可能性もある。安全のために洗車したのよ」

私がそう言うと、夫は信じられない言葉を口にしました。

「人や物があるかなんて雰囲気で感じ取れ!」
「俺には後方が見えていた。見えなかったのはお前だけだろう」

そして最後に「あれは俺の車だ。明日からお前には乗らせない!」と叫ぶと、車の手入れをするためか部屋を飛び出して行ったのです。

一歩踏み出すために

「乗るな」と言われても、子どもの送迎で使う車。地方ということもあって車は欠かせません。

翌朝になると夫は少し頭を冷やしたのか、「乗ってもいいけど、洗車はするな」と伝えてきました。

確かに、大切にしている車を勝手に洗った私にも非はあります。そこは深く反省しました。
しかし、「命に関わる安全」よりも「車の外観」を優先し、「雰囲気で感じ取れ」と言い放つ夫の言葉には、正直なところ呆れてしまったのも事実です。

今回の件で、夫の「車へのこだわり」が私の想像以上に聖域であることを痛感しました。
今後は、夫のこだわりを尊重しつつ、こちらの要望も通す「事前の相談」を徹底しようと思います。
次に雪が降る前には、早めに夫と冬のメンテナンスについて話し合っておくつもりです。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2026年3月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Junko.A
子育てに奮闘しながら、フリーランスのライターとして活躍中。地方移住や結婚、スナックの仕事、そして3人の子育てと、さまざまな経験を通じて得た知見をライティングに活かしている。文章を書くことがもともと好きで、3人目の子どもを出産後に、ライターの仕事をスタート。自身の体験談や家族、ママ友からのエピソードを元に、姑に関するテーマを得意としている。また、フリーランスを目指す方へ向けた情報ブログを運営中。