私をお手本にしていた切実な理由
ある日、他のママ友数人で立ち話をしたとき、ふとLINEの話題になりました。
「そういえばAさんて、必ずBさん(私)の後に、同じ文面で返事するよね? あれ何なの?」
「やっぱり!? 私だけが思ってたわけじゃないよね!」
と身を乗り出すと、Cさんが意外な「真相」を教えてくれました。
「この前Aさん本人に聞いたのよ。そしたら、『私、グループLINEが怖くて……』って。タイミングとか言葉遣いで過去に失敗したことがあるんだって。それで、一番しっかりしているあなたを正解にしてるんだって」
過去のトラウマで、私を真似していたとは。
でも、だからといって真似されることは気持ちの良いものではありません。
不気味さが理解へ変わって
Cさんは、「でも、あんまり同じ文面だと、周りも本人も違和感あると思うよ。『程々にしたほうがいいかも』って言っておいたよ」
と、忠告をしてくれたのです。
それから数日後、またグループLINEが動く機会がありました。
「来週の保護者会、持ち物が変更になります」という連絡。
私はいつものように「承知しました。ありがとうございます」と返信。
今までなら、秒速でAさんから「承知しました。ありがとうございます」と来るはずです。
しかし、今回は少し間がありました。数分後、通知が。
「分かりました! 連絡助かります」と、私とは違う言葉選びでした。
真似されているのは不気味で嫌でしたが、「過去の失敗で、私を頼りにしていただけ」と分かると、不思議とストレスは消えていました。
【体験者:40代・女性パート、回答時期:2026年1月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:Yuki Unagi
フリーペーパーの編集として約10年活躍。出産を機に退職した後、子どもの手が離れたのをきっかけに、在宅webライターとして活動をスタート。自分自身の体験や友人知人へのインタビューを行い、大人の女性向けサイトを中心に、得意とする家族関係のコラムを執筆している。