筆者の話です。
親の介護が始まり、想像以上に大変だと感じました。
けれど世話とは別に、もうひとつ背負っていた役目があったのです。
親の介護が始まり、想像以上に大変だと感じました。
けれど世話とは別に、もうひとつ背負っていた役目があったのです。
始まった介護
「病院へ連れていってほしい」
母の介護が、ここから始まりました。
通院の付き添い、薬の管理、役所での手続き。
日々の細かな確認や声かけも欠かせません。
仕事の合間に病院へ向かい、診察室で医師の説明を聞き、帰宅後は薬を仕分ける。
想像はしていましたが、実際に動いてみると、時間も気力も思った以上に削られていくのが分かりました。
積もる役目
診察が終わるたび、私はメモを見返しながらスマートフォンに向かいます。
「今日は血圧が少し高めでした」「薬が一種類増えました」
親族のグループに、できるだけ正確に伝えようと文章を整えていました。
伝えなければ、「聞いていなかった」と言われてしまう。
けれど、どこまで細かく書けばいいのか迷い、何度も書き直します。
病院の待合室で、親の隣に座りながら画面を見つめる時間が増えていきました。
介護のあとに、「報告」というもうひと仕事があるような感覚でした。