第一印象は大切だと言われますが、その“最初の数秒”だけで本質まで見抜けているのか、実際には分かりませんよね。見た目だけでその人のすべてを判断するのは難しいものです。今回は、筆者の友人の体験談をお届けします。
ftnews.jp

面接に来た「ありえない格好」の男性

私はあるメーカーで採用面接を担当しています。
先日、中途採用の面接のため会議室に入った私は、目の前の光景に思わず足が止まりました。

そこに座っていた男性は、ヨレヨレのジャージにスニーカーという、およそ面接にふさわしくない格好だったのです。

履歴書に並ぶ素晴らしい経歴とはあまりに不釣り合いなその姿に、私は正直「マナー違反にもほどがある」と呆れ、即座に不採用のハンコを押すつもりでした。

しかし、彼の青白い顔色と、膝の上で固く握りしめられた震える拳。
それが、私の心に妙に引っかかって離れませんでした。