家事分担、話し合って決めたはずなのに、なぜかうまく回らない……。そんな経験はありませんか? きちんと役割分担をしているつもりでも、相手には“手伝い”のままになっていることもあるものです。今回は、ゴミ出しをめぐって気づきがあった、友人のエピソードをご紹介します。

朝のゴミ出し問題

子どもが生まれてから、朝が一気に慌ただしくなりました。寝不足のまま身支度を整え、抱っこしながら朝食の準備。ゴミ出しまで手が回りません。

前夜に明日のことを考え、夫に頼みました。

「明日、ゴミ出しお願いできる?」
「あぁ、いいよ」

しかし──。

当日の朝、何もしていないゴミ箱。「はぁ」とため息が出ました。

前日に言っても忘れちゃうか……。

次は、出勤直前に声をかけました。

「今日ゴミの日だよ」
「うん、出すよ」

──なんと、それでも置いたまま。私はガクッと力が抜けました。

玄関の真ん中に置いたのに

そうか、持っていくだけの状態にしないとだめなのか。
私は袋を縛り、どう見ても捨てるだけの状態にして玄関の真ん中に置きました。

これならさすがに大丈夫でしょう。少し注意しながら見ていた私。夫はネクタイを締め直し、靴を履き、鍵をポケットに入れ、ドアノブに手をかけました。

次の瞬間、まさかの──。

床のゴミ袋を、ひょいっとまたいだのです。

……うそでしょ?

いま目の前にあるのは、障害物じゃない。今日のゴミ。しかも玄関のど真ん中。視界に入らないはずがないポジション。

それなのに、彼の動きはあまりにも自然でした。
そこスルーできる!?

私は子どもを抱えたまま、慌てて追いかけました。

「おぉ! ごめんごめん!」と本気で驚いた様子。どうやら本当に“またいだだけ”らしいのです。