お正月の団らんのはずが、そこは質問という名の“値踏みの場”。
その場で明らかになったのは、筆者が将来の金づる兼介護要員として見られていたという現実。
今回は、筆者が実際に体験した、忘れられない彼氏の実家訪問のエピソードを紹介します。
予想外だった彼氏の実家でのお正月
付き合い始めた頃のお正月、彼氏の実家に招かれました。
「両親だけ」と聞いていたため軽い気持ちで伺いましたが、実際には彼のお兄さんが二人と、そのうち一人の彼女さんまで勢ぞろいしていました。この時点で、少し胸がざわつきます。
彼のお父さんは寡黙で挨拶のみ。お母さんは息子にしか話しかけず、食卓では会話も弾みません。
おせちの味も分からないまま、気まずい時間だけが過ぎていきました。
そんな中、救いだったのは彼のお兄さんの彼女さんが気さくに話しかけてくれたことでした。
楽しいはずのゲームで始まった質問攻め
すると突然「UNOしよか」と言われ、家族全員でカードゲームをする流れになりました。
私はなぜか彼のお母さんの真横に座らされ、ゲーム中に質問攻めが始まります。
「年収いくらなん?」
少し驚きながらもなんとかごまかし笑顔で濁すと、
「手取りは?」
さっきまで私を無視してたのに、と思いながら笑顔で答えないでいると、
「大した仕事やないんやろ」
と鼻で笑うその言葉に、胸が締め付けられました。
正直、笑顔を保ちながらも、早く帰りたい気持ちでいっぱいでした。
看護師だと分かった瞬間の手のひら返し
そんな時、お兄さんの彼女さんが私の職業が看護師だと話しました。
すると彼のお母さんの態度は一変します。
「看護師って安泰やん」
「うちの息子、稼がんでええな」
「将来、介護もしてもらえるし安心やわ」
相手の体面や都合ばかりを優先する言葉の数々。彼氏の家が、人の価値を「条件」でしか見ていないことを痛感しました。
話を聞いていると、どうも最近車を手放したらしく、経済的に困っている様子。彼氏の家はお金に執着しているのを感じました。
そんな彼氏は私の隣で得意げに笑い、紹介して良かったと言わんばかりの様子でした。
その瞬間、私は自分が一人の人間としてではなく、“将来の金づる兼介護要員”として見られていることに気づき、言葉を失いました。