筆者の話です。
義実家での買い出しが、いつの間にか『補充係』のようになっていました。
悪気はないとわかっているのに覚えた違和感に、ふと立ち止まった出来事です。
ftnews.jp

足りない?

「あ、これもなかった」
買い物カゴに商品を入れながら、義母が何気なくつぶやきます。
義実家へ行くと、食事作りはほぼ私の担当です。
台所に立つと、まず冷蔵庫の中を確認し、足りない物を書き出してから買い物に向かいます。

誰かに頼まれたわけでもなく、自然な流れだと思っていました。

けれど、毎回ふしぎに思うことがありました。
醤油、みりん、砂糖……。料理に欠かせない基本の調味料が、なぜかいつも切れているのです。
「買い物に行きましょうか」と声をかけると、義父母も一緒に店へ向かうのが、恒例のパターンでした。

増えるカゴの中身

店内を歩きながら、義父母の手は次々と棚へ伸びていきます。
「そういえば油のストックもなかったわ」
「この乾物、安くなってるじゃない」

その日の料理に必要な分のはずが、気づけばカゴは山盛りに。
それは一度だけではありませんでした。

レジで表示された合計金額を見たとき、予定より膨らんだ数字に一瞬言葉を失いました。
財布を開く私の横で、義父母は「これでしばらく安心ね」と無邪気に笑っています。

自分の家庭の生活費から消えていくお金。ずっしりと重い買い物袋を提げながら、私はなんとも言えないモヤモヤを感じていました。

補充係

この流れを変えようと、事前に買ってから向かおうとしたこともあります。
けれど「一度家に来てから一緒に行こう」と言われ、また、結局足りないものが出て再び店へ向かうことも。
「これも買っておこうか」断る理由が見つからないまま、商品がカゴの中に重なっていきます。