集合住宅で暮らしていると、ふとした瞬間に隣や上下の部屋の気配を感じることってありますよね。多少の生活音はお互い様ですが、時には「これって何の音?」と思うことも……。今回は、筆者の友人の体験談をお届けします。
深夜の静寂をかき乱す音
私は単身者用の賃貸マンションに暮らしています。
最近、寝室の壁ごしに、奇妙な音がすることに気づきました。
「ピピッ、ピピッ……」という、かすかな電子音。
最初は空耳かと思いましたが、壁に耳を当てると確かに隣の部屋から聞こえてきます。
しばらくすると静かになりますが、忘れた頃に、また「ピピッ」。
一定の間隔を置いて響くその音に、私の神経はすり減っていきました。
静まり返った夜の部屋では、その小さな音が妙に存在感を放ち、一度気づいてしまうと頭から離れなくなってしまうのです。
膨らむホラーな妄想
昼間は気にならないのに、夜になると響くあの音。
何の音だろう、と考え始めると止まりません。
「もしかして、何か事件の前触れでは?」
自分でも笑ってしまうような想像が、夜になると妙に現実味を帯びてきます。
さすがに限界を感じ、私はマンションの管理会社に相談することにしました。