管理人からの衝撃の電話
ある日、マンションの管理人から電話が入りました。
「お宅の騒音について、苦情が入っています」
驚いて詳しく聞くと、通報主は……まさかの隣人。
「子どもの走る音がうるさい」「昼間も夜も落ち着かない」と具体的なクレーム内容。
あんなによくしてくれていたのに。
仲が良いと思っていたのは私だけで、相手はずっと耐えていたのかと思うと、申し訳なさとショックで凍りつきました。
恐怖で引っ越しを決意
それ以降、隣人に直接確認する勇気もなく、顔を合わせるのが怖くなりました。
笑顔で接してくれていた裏で、相手はストレスを募らせていたのか……。
子どもたちに「静かにして」と言い聞かせる日々が始まりましたが、一度崩れた安心感を取り戻すのは容易ではありませんでした。
隣家からの音は相変わらず深夜まで響いているのに、うちだけが我慢を強いられるのです。
最終的に、私たち家族は引越しを決意しました。
この経験を通じて、「お互い様」という言葉に甘えすぎていた自分に気づきました。どれほど親しくても、集合住宅で暮らす以上、騒音対策やマナーへの配慮は別のこととして考えるべきだったのでしょう。
【体験者:40代・女性・パート主婦、回答時期:2026年1月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:K.Matsubara
15年間、保育士として200組以上の親子と向き合ってきた経験を持つ専業主婦ライター。日々の連絡帳やお便りを通して培った、情景が浮かぶ文章を得意としている。
子育てや保育の現場で見てきたリアルな声、そして自身や友人知人の経験をもとに、同じように悩んだり感じたりする人々に寄り添う記事を執筆中。ママ友との関係や日々の暮らしに関するテーマも得意。読者に共感と小さなヒントを届けられるよう、心を込めて言葉を紡いでいる。