これは、筆者の友人A子から聞いた話です。仕事に追われる父親が、娘の小さな置き手紙をきっかけに親子の距離に気づいた話。「あしたはあそべる?」という控えめな一言が胸に刺さり、働き方と向き合い方を見直す決意をしました。家族との時間の大切さを改めて考えさせられる体験談です。

小さな公園で気づいた本音

次の日曜日、夫は思い切って仕事を中断し、娘を公園へ連れていきました。
ブランコを押しながら、久しぶりにゆっくり向き合えた気がしたといいます。
しばらく遊んだあと、娘はふと「パパ、おしごとばっかり?」と聞いてきたのです。
その問いは責めるというより、確かめるような響きだったそうです。
夫は胸が熱くなり、「ごめんね。M子(娘)のこと、ちゃんと見てあげられなかった」と素直に伝えました。
すると娘は「きょうは見てるよ」と笑い、夫はその笑顔を見て涙がこぼれそうになったと話してくれました。

親として向き合う覚悟

その日以来、夫は働き方を見直し、短い時間でも必ず娘と話す時間を作り、帰宅後はパソコンを開かない日を増やすよう努めてくれました。
「親でいるって、そばにいるだけじゃ足りないんだな」と夫は語り、A子も胸が熱くなりました。
娘の小さなひと言が、家族の心を繋ぎ直した出来事だったと感じます。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年2月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:池田みのり
SNS運用代行の職を通じて、常にユーザー目線で物事を考える傍ら、子育て世代に役立つ情報の少なさを痛感。育児と仕事に奮闘するママたちに参考になる情報を発信すべく、自らの経験で得たリアルな悲喜こもごもを伝えたいとライター業をスタート。