驚くべき真実
姉のあまりの剣幕を見て、私はある疑念を抱きました。
そんなに「大事な同僚」が、なぜこんなゴミ同然のものを渡してくるのでしょうか?
私は姉が席を外した隙に、以前ぬいぐるみをもらった際に袋に残っていた情報を手がかりに、何とかその「姉の同僚の方」とコンタクトを取ることができました。
同僚さんは電話越しに、驚きと怒りに震える声で言いました。
どうやら姉は、その同僚の方に
「育児用品の処分に困ってたら、私がもらうから。良かったらちょうだい」と言っていたらしいのです。
それをわざわざ私に「同僚からのプレゼント」として渡していたようでした。
決断と平穏な出産
私は姉からの連絡を拒否。
姉のいる実家での里帰り出産をとりやめることにしました。姉は自身の生活への不満からか、結婚して妊娠した私に対して屈折した感情を抱いていたようです。また、姉の場合、自己顕示欲や承認欲求が非常に強い人です。
私が生まれたことで周囲の大人達が自分だけに向かなくなったこともあり、大人になった今も、私のことを疎ましく感じているようで……。何かと意地の悪いことを定期的にしてくる姉でした。
その後は実家の母が私の家に手伝いに来てくれて、姉の嫌がらせを受けることも無く無事に出産、育児をすることができました。
たとえ血縁関係であっても、自分と家族の心身の健康を守るためには距離を置く勇気が必要なのだと思います。姉の行動の背景には嫉妬や承認欲求があったのでしょうが、それを理由に私や子どもたちが傷つく必要はありません。
家族だからといって無条件に受け入れるのではなく、自分の境界線を守ることの大切さを、この出来事は教えてくれたのです。
【体験者:50代・筆者、回答時期:2026年2月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:藍沢佑菜
管理栄養士の資格を持つ、2人の自閉症男子のママ。自身の育児環境の変化をきっかけに、ライター活動をスタート。食と健康を軸に、ライフスタイル全般のコラムを得意とし、実体験に基づいたリアルな記事を執筆中。専門的な情報を「わかりやすく、すぐに日常に取り入れられる形」で伝えることが信条。読者の「知りたい」に寄り添い、暮らしを整えるヒントを発信しつづけている。