新築の分譲地、最後に入居したのは「丸山(仮名)」という男性。挨拶に現れた彼と話すうち、子どもが同い年、出身中学も同じと共通点が判明します。顔はどこか懐かしいのに、記憶の中の誰とも名前が一致しないのです。「忘れていたら失礼すぎる……」と焦る私に、彼が告げた衝撃の事実とは? 友人が体験談を語ってくれました。
どんどん話が盛り上がるものの、私の脳内は大混乱。
「丸山くん……? いたっけ?」
顔はどこか懐かしいのに、どれだけ記憶を辿っても「丸山」という同級生が出てこない。
私が忘れているだけなら失礼すぎると焦って言葉に詰まっていると、彼が察したように言いました。
「あ、実は高校の時に親が再婚して。苗字が変わったんです。旧姓は『小川(仮名)』です」
互いに苗字が変わっていた、奇跡の再会
「ええーっ、小川くん!?」思わず大声を出してしまいました。
彼は中学1年生のときのクラスメイト、小川くんだったのです!
「私は田中(仮名)だよ。今結婚して苗字が桜木(仮名)に変わってるけど」と言うと、
「えー! 田中さん? 中学以来だね!」
まさか同級生が、大人になって隣の家を買うなんて。
お互い苗字が変わっていて全くピンと来ませんでしたが、奇跡のような偶然に、2人して大笑いしました。
今では家族同士、幼馴染のような不思議で温かいお付き合いが続いています。
【体験者:30代・女性パート、回答時期:2026年1月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:Yuki Unagi
フリーペーパーの編集として約10年活躍。出産を機に退職した後、子どもの手が離れたのをきっかけに、在宅webライターとして活動をスタート。自分自身の体験や友人知人へのインタビューを行い、大人の女性向けサイトを中心に、得意とする家族関係のコラムを執筆している。