筆者の話です。
夫の友人たちの集まりに参加することになりました。
その場で、私だけが取り残されていることに、静かに気づいてしまいます。
夫の友人たちの集まりに参加することになりました。
その場で、私だけが取り残されていることに、静かに気づいてしまいます。
誘われた夜
「一緒に行こう」
夫にそう誘われるたび、悪い気はしませんでした。
夫の昔の話を聞ける、貴重な機会でもあります。
学生時代のエピソードや、今はもう会わなくなった人の名前。
楽しそうに話す夫の姿を見ながら、大切な人たちの輪に、自分も少し入れてもらえるのだと、どこかで期待していました。
会話の輪
集まりが始まると、夫は自然と友人たちの会話に入っていきました。
昔話や仕事の話で盛り上がり、笑い声が絶えません。
私は飲み物を手に、相づちを打つタイミングを探していました。
夫は終始楽しそうで、私のほうを振り返ることはほとんどありません。
それどころか、友人たちの席へひとり移動していってしまい……。
気づいて話題を振ってくれるのは、決まって夫ではなく、友人のほうでした。