これは、友人のA子に聞いた神経が理解できない人とのエピソードです。日常の中で繰り返される無神経な言動に我慢してきたA子が、ある出来事をきっかけに黙るのをやめます。その一言が、関係性と立場を大きく変えることになりました。

最初は冗談だと思い込もうとしていた違和感

私にはある集まりで知り合ったE子というママ友がいます。
最初は「ハキハキして、裏表のない人なのかな」と思っていました。けれど、顔を合わせる回数が増えるにつれ、彼女の言葉の端々に鋭い棘が混じり始めます。
「そのバッグ安物っぽいね」
「そんな選択するなんて信じられない! 後悔しても知らないよ(笑)」
会うたびに、私の服装や生き方に対して土足で踏み込んでくる彼女。
ただ、その場の雰囲気を壊したくなくて、私は無理に笑って受け流していました。「彼女なりの親切かも」「私が我慢すれば済むことだ」と自分に言い聞かせていたのです。

悪気がないを盾にした神経わからん発言

違和感が確信に変わったのは、数人で食事をしていた時のことです。
私が「最近、仕事がバタバタしていて忙しくて」とこぼすと、E子は「余裕がない人って顔に出るよね」と言いました。
完全に私に向けた言葉でしたが、本人は悪びれる様子もありませんでした。
周囲が一瞬静まり返る中、E子は「私って正直なだけだから。嘘つくの嫌いなの」と続けました。
その瞬間、私ははっきり分かりました。
この人は相手を傷つけている自覚がないのではなく、「自分は正しい」と信じて疑わず、相手の痛みを想像することを放棄しているのだと。