近年増加している不用品の回収業者。中には遺品整理なども行ってくれる業者があり、筆者は実母の遺品整理で複数の業者へ見積もりを依頼しました。その過程で教えてもらったゾッとするお話をご紹介しましょう。

知らされたリスク

夫と妹に相談後、お願いしようと思っていたK社に連絡し、事の次第を伝えました。
すると、担当者の人が慌てたような声で「契約しちゃいましたか?」と聞いてきたのです。
まだ保留にしていると言うと、業界の裏事情ともいえる注意点を教えてくれました。

不用品の回収業者の中には、自治体の許可を得ずに営業していたり、不法投棄を行ったりすることでコストを抑え、格安の料金を提示する悪徳業者が存在する場合があるそうです。
きちんとした手順を踏むのであれば、20万円前後の料金は妥当で高いわけではなく、相場からかけ離れた安さを強調する業者には慎重になるべきだとアドバイスをくれました。

最期の教訓

案の定、Y社にお断りをすると「えぇ? いいんですかぁ? うち安いんですけどねぇ?」とふて腐れたような態度を取られてガチャ切り……。
価格だけにつられてY社にお願いしていたら、知らぬ間に不適切な処理に関わってしまっていたのかもしれないと思うと、ゾッとしました。

業者は料金だけではなく、見積りの根拠が明確か、誠実な対応をしてくれるかなども考えて決めるべきですね。
「大切な物を預ける相手は、信頼できる人を選んで」と、母が最期に教えてくれたのかなぁと思わされた出来事でした。

【体験者:50代・筆者、回答時期:2026年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:RIE.K
国文科を卒業しOLをしていたが、父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄、多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。シングルマザーとして子どもを養うために、さまざまな仕事の経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。