子どもの保護者としてのお付き合いは難しいと感じる人も少なくありません。『友人』ではなく『子どもの親』としての関係性はさまざまだからです。筆者の友人・T子が苦手だった保護者に関するエピソードをご紹介しましょう。

2月に入った頃、偶然近所のスーパーでKさんと鉢合わせた私。
いつもなら挨拶で終わるはずなのに、その日に限っては「T子さ~ん!(私)」とKさんが大接近。
Kさんは「ねぇ、Y君(長男)って寮生活になるって本当?」と聞いてきたため「そうよ」と答えました。
Kさんはしめたと言わんばかりの顔をして「Y君の乗ってるマウンテンバイク、乗らないんなら貰えないかしら?」と言ってきたのです。

毅然とした対応

私が「え?」と言うと、Kさんは「置いといてもダメになるでしょ?うちは自転車通学なのよ」と言い出しました。

長男の乗っている自転車は、祖母に買ってもらったプレゼントでした。
「うちも使うかもしれないし」と言ったのですが、Kさんは引く様子を見せず「あれ高い自転車でしょ? 何度か見かけたことがあるのよ。いいじゃない!」と満面の笑顔。

ダメだと断っているのに、平気で話を進めようとする様子にイラッとした私は「ごめんなさいね。無理だから」と断ると、Kさんは急に態度をガラッと変え「あ、そう。ケチ!」と吐き捨てるように言って、去っていったのです。

物理的にも心理的にも「適切な距離」を

昔から苦手だなと思っていた人でしたが、今回接してみて、やっぱりこの人とお付き合いするのは厳しいと思いました。
それからKさんは学校で会っても知らん顔です。
距離が取れて良かったのかもしれませんね。

【体験者:40代女性・パート、回答時期:2026年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:RIE.K
国文科を卒業しOLをしていたが、父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄、多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。シングルマザーとして子どもを養うために、さまざまな仕事の経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。