筆者の父が免許を返納。慣れない電車やバスに悪戦苦闘しながら、いつのまにか母に頼る日々が始まります。立場が少しずつ逆転する中、父の口から意外な一言がこぼれました。
わが家の昭和スタイル
父は昔ながらの頑固オヤジ。
「おい、お茶」と言えば、母が「はい」と差し出す。そんな光景が当たり前の家庭でした。
家事はすべて母の仕事。父はテレビの前が定位置でした。
母はときどき「私は家政婦じゃない」と小さくグチをこぼしていましたが、厳しい父に面と向かって言い返せるはずもなく、気持ちを飲み込んで生きてきました。
父が免許返納
そんな父も高齢になり、ついに運転免許証を返納しました。
これまでほとんど公共交通機関を使ったことがない父にとって、外出は一気にハードルの高いものに。
バスの乗り場も、電車の乗り換えも不安だらけ。
病院の予約や付き添いも、ずっと母任せでした。