これは、知人のA子さんに聞いたお話です。
マイホーム建築は人生の一大イベント。しかし、そんなおめでたいタイミングで、あり得ない要求をしてくる人がいたら……? 今回は、新築の地鎮祭用に用意した高級日本酒を狙う、図々しい同僚を撃退したA子さんの体験談をご紹介します。

「私が飲んであげる!」高級酒をロックオンしたクレクレ同僚

A子さんは30代の会社員で、最近念願のマイホームを建てることになりました。夫婦そろってお酒は好きなものの、なぜか日本酒だけは体に合わず飲めないというA子さん夫婦。しかし、新築工事の無事を祈る「地鎮祭」には日本酒(奉献酒)が欠かせません。そこでA子さんは、奮発して有名な銘柄の高級日本酒を一升瓶で用意しました。

ところが、その話を会社でしたところ、同僚のB子が目の色を変えて食いついてきたのです。「えっ、あの銘柄!? A子、どうせ日本酒飲めないでしょ? もったいないから私がもらってあげる!」 B子はお酒好きで知られていますが、人の物を欲しがる「クレクレ」気質なところがありました。

A子さんが「これは儀式に使うものだし、残っても料理に使うからあげられない」と断っても、B子は聞く耳を持ちません。「高級酒を料理酒にするなんてバチが当たる!」「私が美味しく飲んであげるのがお酒のため!」などと、自分勝手な理屈で何度も執拗に迫ってくるのでした。