エレベーターにようやく乗れたと思ったら、駆け込み乗車の女性客が「開」ボタンを独占して友人待ちを開始……。閉まりかけたドアを何度も開ける迷惑行為に、同乗していた赤ちゃんは大号泣。周囲のイライラが頂点に達したそのとき、ある女性客が放った「痛快な一言」とは? 友人が体験談を語ってくれました。

車内の空気を変えた「スーツ女性の一喝」

そしてその繰り返される作動音や密閉された空間の圧力に驚いたのか、ベビーカーに乗っていた小さなお子さんが「ギャー!」と火がついたように泣き出してしまったのです。

エレベーターに響き渡る泣き声。

しかし、駆け込んできた女性たちは「間に合ったー!」「ギリギリセーフじゃん」と笑っています。

「いい加減、早く出してくれ……」周囲の乗客がイライラを募らせていた、そのとき。

操作盤の前に立っていたスーツ姿の女性が静かに言いました。

「あなた方の貸切じゃないのよ。お友だちを待つのは、外でやってください」

その正論に、女性たちは顔を真っ赤にして下を向いていました。

私も周囲も、「よく言ってくれた」という無言の一体感。

公共の場では、周囲への想像力を常に持ちたいと思った出来事でした。

【体験者:40代・女性会社員、回答時期:2026年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Yuki Unagi
フリーペーパーの編集として約10年活躍。出産を機に退職した後、子どもの手が離れたのをきっかけに、在宅webライターとして活動をスタート。自分自身の体験や友人知人へのインタビューを行い、大人の女性向けサイトを中心に、得意とする家族関係のコラムを執筆している。