「学童に行きたくない」と子どもに言われたら、あなたならどうしますか? これは筆者の知人Aさんの体験談です。新一年生の春休みから学童に通い始めた娘さんでしたが、入学後に「早く帰りたい」とポツリ。その時、Aさんはどう向き合ったのでしょうか?

まずは気持ちを受け止めることから

「そっか。寂しくなるよね」私はそう言って娘の頭をなでました。まずは娘の気持ちに共感し、「行きたくない」という本音を言えたことを受け止めるのが大切だと思ったからです。

そこで、保育園の頃から仲の良かった友達と一緒に、学童のイベントに行くことを勧めてみました。お菓子作りや工作など、ちょっとした「お楽しみ」を見つけるきっかけを作ったところ、「今日はイベントの準備をするの」と嬉しそうに話してくれるように。その後は少しずつ、娘にとって学童が前向きな場所に変わっていきました。

帰宅後には「今日は何が一番楽しかった?」と声をかけ、小さな出来事でも、あるいは何もなかったという報告であっても、じっくり話を聞く時間を意識しました。そんな「自分だけの時間」が、娘にとって安心できるひと時になっていったのかもしれません。

子どもの成長のためにできること

今では「今日の学童楽しかったよ」と笑顔で言ってくれる日が増えました。早く帰れないことに切なさを感じる瞬間は今もありますが、だからこそ、一緒にいられる時間の密度を大切にしようと決めています。

子どもを無理に前向きにさせようとするのではなく、気持ちに寄り添い安心できる居場所を作ること。それが、結果として一歩踏み出す勇気や、子どもの自立と成長に繋がるのだと、実感した出来事でした。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:花澤ひかる
主婦ライター。ママ友たちからの悩みを聞くうちに、この声を世に届けたいと、ブログなどで活動を開始し、現在はltnライターに転身。主婦目線を大事に、ママ世代へのフィールドワークと取材を行い、そのリアルな思いをコラムにすることをライフワークにする。