筆者の話です。
退職が決まり、送別会をめぐって職場の空気に、少し居心地の悪さを感じていました。
何気ない一言が、思ってもみなかった形で残ります。

残った一言

その状況を口にしたことで、後輩が動いてくれ、送別会は開かれることになりました。
場は和やかで、きちんと見送ってもらえたと思います。
けれど後日、久しぶりに会った先輩から、何気ない調子でこう言われました。
「送別会やってって言ったんやって?」

胸の奥が、ひやりとしました。
周囲の人たちの板挟みに悩み、現状を確認しただけのつもりでしたが、周囲には「開催を催促した」と受け取られていたのかもしれません。
そのズレだけが、胸に残りましたが、もう過ぎたことだと笑って受け流すしかありませんでした。

今の行動

送別される側なのに、最後まで空気を気にしていた出来事。
それ以来、誰かが辞めると聞くと、私は率先して幹事を引き受けるか、周囲に具体的な相談を持ちかけるようにしています。

何年もの間、貢献してくれた大切な仲間。
「最後に誰かが一人で寂しい思いをしたり、余計な気を遣ったりせずに済むように」
あのときの気まずさは、今の自分の行動につながっています。

【体験者:50代・筆者、回答時期:2026年2月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中。