筆者の話です。
家の中で「いつもの場所にない」と探し物をする夫の声に、モヤモヤが積もっていきました。
その違和感の正体に、ある日ふと気づきます。
ftnews.jp

どこ行った?

「はさみ、どこ行った?」
「ペン持ってきてくれる?」

家の中で、夫からそう声をかけられることがありました。
はさみもペンも、置き場所は決めてあるはずの物です。
私は手を止めながら、頭の中でいつもの棚や引き出しを思い浮かべていました。
立ち上がりかけたまま、私は決まっている置き場所の方へ、視線だけを向けてみます。
自分が使うわけでもないのに、自然と「どこだろう」と考えている自分に、少しだけ違和感を覚えます。

積もる違和感

探している様子を見ると、夫は少し不機嫌そうです。
「いつものところにない」と言われるたび、家の空気が重くなりました。

これまで、使った後に机の上や別の部屋に置かれている場面を、何度も見てきました。
思わぬところで発見し、元に戻したことも一度や二度ではありません。
そのたびに
「使ったら元の場所に戻してね」
と声をかけると、「うるさい」と言われてしまうこともあります。
夫も仕事で余裕がなかったのかもしれませんが、片づいていない、散らかっていると言われることもあり、そんな日は、その言葉が後まで胸に残りました。