生活のバランスや夫婦の役割が変わりつつある今、あらためて「老後の夫婦のあり方」を想像する機会も増えているはずです。先日、友人A子から聞いた彼女の両親の話が、あまりに衝撃的で、かつ深い気づきに満ちたものだったのでご紹介します。
定年後の夫が家を占領
事の始まりは、A子の父親が定年退職を迎えたことでした。
当初は「これからは夫婦でのんびり過ごせていいね」なんて話していたそうですが、現実は全く違いました。
毎日24時間、夫が家にいる生活が始まった途端、母親のストレスは限界に達してしまいました。
朝から晩まで「飯は?」「お茶」「これどこ?」と指示ばかりで座ったまま動かない夫。
自分の居場所がないのか、どこへ行くにも後をついて回り、テレビのチャンネル権も夫が独占。
友人とランチに行こうとすれば「俺の昼飯は?」と不機嫌に。
母親は、自分の時間が完全にゼロになってしまいました。
「少しくらい自分でやってよ! 私を自由にさせてほしい」
些細なことで言い争うことが増え、ついに「このままでは一緒にいられない」と、本気で離婚の二文字が頭をよぎったそうです。