これは、知人のA子さんに聞いたお話です。
地元を離れる寂しさを抱え、涙をこらえて高速バスに乗り込んだA子さん。しかし、車内で彼女を待ち受けていたのは、予想だにしない熱気あふれる光景でした!
今回はA子さんの新生活の始まりに起きた心温まるエピソードをご紹介します。
地元を離れる寂しさを抱え、涙をこらえて高速バスに乗り込んだA子さん。しかし、車内で彼女を待ち受けていたのは、予想だにしない熱気あふれる光景でした!
今回はA子さんの新生活の始まりに起きた心温まるエピソードをご紹介します。
慣れ親しんだ地元との別れ。涙をこらえて乗り込んだ高速バス
大学を卒業し、春から遠方の県で社会人として一歩を踏み出すことになったA子。学生最後の冬休みは、大好きな友人や家族と心ゆくまで過ごしましたが、引っ越しの日が近づくにつれて胸の奥がキュッと締め付けられるような寂しさに襲われていました。
いよいよ迎えた出発当日。バス停で見送ってくれる家族の姿が霞んで見えます。
(ダメ、今泣いたらお母さんを心配させちゃう。一人になってから、思いきり泣こう)
A子は溢れ出しそうな涙を必死にこらえ、そのまま逃げ込むようにバスのステップを上がったのです。
静かな涙を流すはずが……。車内はまるで「就職説明会」の会場!?
ところが、一歩足を踏み入れた瞬間にA子の涙は引っ込みました。
A子の目に飛び込んできたのは、黒のリクルートスーツをピシッと着こなした学生たちの集団! 全員が同じような髪型、同じようなカバンを持ち、車内は異様な活気に満ちていたのです。
(あれ、乗るバスを間違えた!?)
静まり返った車内を想像していたA子は、呆然とするほかありませんでした。
聞けば彼らは、A子が向かう新天地で開催される大規模な就職説明会に向かう一行なのだそう。感傷に浸りながら新天地までの数時間を静かに過ごすはずが、これから戦いに挑む就活生たちの熱気で、A子の寂しさは一瞬で吹き飛んでしまいました。