大切な誰かへ贈るプレゼント。いざ選ぶとなると自分のセンスを試されているような緊張感がありますよね。相手の門出には、思い出に残る素敵な一品を届けたいものです。今回は、筆者の友人のエピソードをご紹介します。
独りよがりだった自分に気づいた瞬間
後日、後輩と仲のいい同僚から聞いた事実に、私は言葉を失いました。
実は後輩は、深刻な手荒れに悩んでいて、皮膚科で処方された塗り薬以外は何も使えない体質だったのです。
良かれと思って選んだ「香りの強いクリーム」は、彼女にとって使えないだけでなく、人知れず抱えていた悩みを置き去りにした贈り物になってしまっていました。
相手を思うふりをして、実は「センスのいい私」に酔っていただけだったのだと気づき、穴があったら入りたい気分でした。
本当に喜ばれる贈り物とは
それ以来、私はプレゼント選びの考え方を変えました。
事前にさりげなく好みや事情をリサーチする。それでもどうしても分からないときは、選択肢のあるカタログギフトや実用的なカードを選ぶようにしています。
本当のギフトとは、流行やブランド名ではなく、相手の日常や状況に寄り添うものであるべきだと痛感しました。
贈り物は自己満足の道具ではありません。
主役は、あくまで相手。
この失敗は、今も私の中で大切なマナーの教科書になっています。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年12月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。