発覚
週末になると「みんなで一緒に食事をしよう」と義父から連絡が入りました。
義実家へ行くと、何やらリビングから喧嘩のような声が!
慌てて家の中に入ると、義父が大きな声で「この請求書は何だ!」と義母に向かって怒鳴っていました。
義父曰く「寒くなってきたから布団を入れ替えようと思って押し入れから布団を出したら、奥に請求書の束が隠してあった」とのこと。
もともと倹約家の義父が許すわけがありません。
この事件をきっかけに、義母はクレジットカードや通帳をすべて義父に管理されてしまい、自由にお金を使うことができなくなってしまったのです。
衝動買い
義父が問題にしたのは、本当に必要なものを買ったのではなく「何となく便利そう」「見てたら欲しくなった」といった衝動買い。
家族に嘘をついて荷物を隠すようなことをしたことにも腹を立てていました。
確かに、私が預かったときも、ほとんどの商品は未開封。退職後の寂しさを、新しいものを手に入れる高揚感で埋めようとしていたのかもしれません。
義母はめっきり元気がなくなってしまいましたが、これを機に、私たち夫婦も定年後の親との向き合い方を考えさせられました。今後は、ただ心配するだけでなく、義母と一緒に買い物以外の楽しみを見つけたり、家族で過ごす時間を増やしたりして、新しい生活のペースを作っていく手助けができればと思っています。
【体験者:40代女性・フリーランス、回答時期:2026年1月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:RIE.K
国文科を卒業しOLをしていたが、父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄、多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。シングルマザーとして子どもを養うために、さまざまな仕事の経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。