筆者の友人・R美(仮名)は息子の不登校に直面し、学校側とさまざまなやり取りを行っていました。そんな中で抱いたのは、当事者である息子の気持ちに寄り添ってくれない先生への不信感だったそうです。

教育委員会

教育委員会の担当者からは、息子の学校から何も報告を受けていないという確認が取れました。
その後、事態を重く見た教育委員会により学校側の調査が行われることになったのです。

後日、校長と担任が我が家へやって来ました。
校長は不手際を謝罪してくれたのですが、驚いたのは担任の態度です。
「生徒に聞き取りを行います」「息子さんが一日も早く学校へ来れるように」など、手のひらを返したような状態だったのです。

夫が「相手が誰かもわかっているし、イジメの内容は器物損壊や傷害にも繋がりかねない重大な事案です。先生の『いじめられる原因がこちらにある』という発言も、被害者への配慮に欠けるのではないでしょうか」と言うと、担任は顔面蒼白に。
最終的に、校長が責任を持って対応すると約束してくれました。

再出発

その後、加害者の生徒が保護者と一緒に謝罪に来るという話がありましたが、息子はこれを拒否。
息子は自分自身で、不登校専門のフリースクールを探し出し、2年生からはそこへ通うことを決めました。

権力であからさまに態度を変える教師や、咎められなければ謝ることもできない同級生に嫌気がさしたのでしょう。
学校の先生にすべてを委ねるのではなく、保護者が状況に応じて外部の機関を頼ったり、学校以外の選択肢を一緒に探したりすることが、子どもの環境を守る一つの手段になるのだと痛感しました。
今、息子は新しい環境で、自分のペースを取り戻し始めています。

【体験者:40代女性・会社員、回答時期:2026年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:RIE.K
国文科を卒業しOLをしていたが、父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄、多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。シングルマザーとして子どもを養うために、さまざまな仕事の経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ & おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。