「公務員同士なら一生安泰」と信じ、2馬力前提でマイホームを購入した友人夫婦。しかし、夫が突然「家業の農家を継ぐ」と言い出して……? 筆者の友人が体験談を語ってくれました。

「なんで今? 何より、家のローンはどうするの?」

私が猛反対すると、夫は意外な本音を漏らしました。

「僕より君のほうが収入が高いし、仕事も疲れてきた。実は、奥さんのほうが稼ぎがいいのはプレッシャーでもあったんだ」

そう言い、夫は私の「安定した収入」をひとつの支えにして、自らの「安定した職」を離れる決意をしたのです。

皮肉すぎる「大黒柱妻」

私が安定して稼いでいるからこそ、夫は新しい道へ進む勇気を持てた。

なんとも皮肉すぎる結果でした。

現在、夫は不慣れな農業に四苦八苦しながら、アルバイトを並行して自分のペースで働いています。

「2馬力」と息巻いていた計画はもろくも崩れ去り、私は一家の大黒柱としてローンと生活を背負っています。

「永遠の安定」など存在しない。

環境や感情一つで、ライフプランなんて一瞬で書き換わる。

だからこそ、変化を拒むのではなく、その時々のベストを夫婦で探し続けるしかないのだと、今は自分に言い聞かせています。

【体験者:40代・女性公務員、回答時期:2026年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Yuki Unagi
フリーペーパーの編集として約10年活躍。出産を機に退職した後、子どもの手が離れたのをきっかけに、在宅webライターとして活動をスタート。自分自身の体験や友人知人へのインタビューを行い、大人の女性向けサイトを中心に、得意とする家族関係のコラムを執筆している。