これは筆者の知人の体験談です。彼女は、息子の卒園式の日を心から楽しみにしていました。仕事が忙しい中でなんとか休みを取って、息子の晴れ舞台に立ち会おうと決めていました。しかし、式の直前に届いた仕事の連絡が、思いもよらない結果を招くことになります。その後悔と学びのエピソードをご紹介します。

思い出を大切にしたい

息子が幼稚園の卒園を迎える3月、私はその日をとても楽しみにしていました。仕事が立て込んでいたけれど、この瞬間だけは絶対に外せないと決めて、なんとか休みを取りました。息子の卒園式は、息子の成長を実感できる大事なイベントで、心から楽しみにしていました。私は「今日は思い出をしっかり心に焼き付ける」と意気込み、会場に向かいました。

仕事からの急な連絡、気がつけば……

式が始まる直前、スマホが震えました。「至急」と書かれた取引先からのトラブル連絡です。最初は「確認だけ」と思ったものの、返信した瞬間、頭はすぐに仕事のことに支配され、式の進行が頭に入らなくなってしまいました。次の連絡が気になり、音が鳴らないかと常にスマホに目がいき、結局私はいたたまれなさを感じながらも途中で席を立ち、外で電話対応を始めてしまったのです。