皆さんの中に、接客業の経験がある方はいらっしゃいますか。様々なお客さまとの出会いや会話の中で、うれしいこともあれば、嫌なことや心が疲弊してしまうこともありますよね。今回は、筆者の友人Y子が働く洋菓子店で起きた、ある常連客に対してモヤモヤしていた疑問が、思いがけない形で解けた心が少し温かくなるエピソードをご紹介します。
なぜか毎回同じやり取り
Y子は30代の女性で、街の洋菓子店に勤めています。おっとりとした性格で、職場の愚痴や人の悪口などはほとんど言わないタイプ。そんなY子が、最近ぽつりとため息をつくようになりました。
原因は、月に3回は来店する常連客のR太さん。70代後半で、ゴルフが趣味の物静かな男性です。
R太さんは来店するたびに「今日のおすすめは何?」と必ず同じ質問をY子にしてくるのです。Y子が「こちらの黒板に3点書かせていただいていますよ」と答えると、「そうだったねぇ」と笑って頷く。このやりとりが、ほぼ毎回繰り返されるのです。