50代の夫と二人の子どもと暮らす友人Oから聞いた話です。
毎週のように義母が持ってくる手料理を前に、夫が放った衝撃的な一言。25年もの間ため込んできたOの我慢が限界を迎えたその瞬間、彼女が選んだ行動は予想外のものでした。家族とは何かを改めて考えさせられる、ある日曜の出来事です。

娘が「お母さんのごはん、本当に大好き。毎日美味しいって思ってるよ」と口にすると、息子も「僕もだよ」と続きました。
その一言一言が胸に響き、思わず涙があふれました。

夫は言葉を失い、義母も何も言えずにその場に立ち尽くしていました。そしてその日は、義母は早めに帰っていったのです。

しばらくして、夫が私の元へ来て頭を下げました。
「ごめん。本当にごめん」
「今さらそんなこと言われても……」
「俺、本当に分かってなかった。毎日どれだけ大変だったか。お前はずっと、家族のために料理を作ってくれてたんだよな」
そう話す夫の目には、涙がにじんでいました。

それからというもの、義母が訪ねてくる際は必ず事前に私へ連絡が入るようになり、訪問の頻度も月に一度に落ち着きました。
無理のない距離感が保てるようになり、今では穏やかな気持ちで日曜日を迎えられています。

【体験者:50代・女性パート社員、回答時期:2025年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

Illustrator:fumo
FTNコラムニスト:藍沢佑菜
管理栄養士の資格を持つ、2人の自閉症男子のママ。自身の育児環境の変化をきっかけに、ライター活動をスタート。食と健康を軸に、ライフスタイル全般のコラムを得意とし、実体験に基づいたリアルな記事を執筆中。専門的な情報を「わかりやすく、すぐに日常に取り入れられる形」で伝えることが信条。読者の「知りたい」に寄り添い、暮らしを整えるヒントを発信しつづけている。