泣きながら車を運転しているママ友を目撃した知人。その後家にやって来た彼女から、ある決意を聞きました。知人から聞いたお話です。

「あなたと子どもがのんびり歩いているのを見て、泣けてきた。実は私、夫と別れる決意をしたの」

そう言ってB子は鼻をすすります。続けてB子は、
「今仕事を探しているところ。1歳の末っ子も保育園に預けて働くつもりなの。もう前みたいに、のんびり子どもと散歩する未来はないと思うと……自分で決めたこととはいえ、少し辛くなってしまった」
と語りました。

B子からは、彼女が夫に言われて傷ついた言葉や態度について聞いていました。
それは聞くこちらも、胸がえぐられるような内容。
なので彼女の決意は、他人の私から見ても「彼女の人生を守るために必要な一歩」なのだと感じたのです。

今目の前で泣くB子は、将来への不安を抱え苦しんでいるのでしょう。
私はB子の肩にそっと手を置き、「大丈夫だよ。生活環境が変わっても、お休みの日はいくらでも子どもと散歩できるし、私もB子の決意を応援する」と伝えました。

B子は何度も頷いたあと、
「ありがとう。誰にも言えなくて、一人で抱えていて苦しかったの。でも話してすっきりした。また頑張れそう」
そう言って微笑みました。

その後

B子は仕事を見つけ、自分でアパートを借りました。
そして夫とは離婚。

もちろん仕事と育児の両立で大変そうですが、休日は子どもとのんびりと過ごし、充実した日々を送っているようです。

私とB子の友情は今も続いており、いまだにB子は「あなたがあのとき電話をかけてきてくれなかったら、一人で抱えて苦しんでいた。本当にありがとう」と言ってくれます。

すっきりとした笑顔を取り戻したB子。
彼女の新しい生活を、私も応援し続けていこうと思います。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2026年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Junko.A
子育てに奮闘しながら、フリーランスのライターとして活躍中。地方移住や結婚、スナックの仕事、そして3人の子育てと、さまざまな経験を通じて得た知見をライティングに活かしている。文章を書くことがもともと好きで、3人目の子どもを出産後に、ライターの仕事をスタート。自身の体験談や家族、ママ友からのエピソードを元に、姑に関するテーマを得意としている。また、フリーランスを目指す方へ向けた情報ブログを運営中。