「もう高学年だし、大丈夫だろう」。そう思って送り出した、義父母との一泊旅行。しかし深夜、私のスマホに届いたのは、娘からの悲痛なSOSでした。親としての見極めの甘さと、娘の健気さとは? 友人が体験談を語ってくれました。

翌日に帰宅した娘は、少し疲れた顔をしていました。

話を聞くと、

「じいじもばあばも大好きだけど、夜はやっぱり寂しくて怖かった。家がいい」

と本音を話してくれました。

それでも、せっかく連れてきてくれた義父母には悪いと思い、娘は翌朝「よく眠れたよ」と気丈に振る舞ったそうです。娘の優しさを感じつつも、無理をさせてしまったと胸が痛みました。

義父母へ「正直に、でも優しく」断る勇気

しばらくして、また義父母から娘に旅行の誘いがありましたが、私は正直に、でもやんわりとお断りしました。

「実は前回、夜に寂しくなって眠れなかったみたいで。泊まりはもう少し大きくなってからにしますね」と。

義父母は「あら、そうだったの。無理させてごめんね」と優しく理解してくれました。

それ以来、義父母と娘は無理のない範囲で日帰りのお出かけを楽しんでいます。

娘の体は大きくなり、身の回りのことができても、心はまだ甘えたい盛りの子ども。

とくに夜は、親の安心感が必要だったのです。

「もう高学年だし」と、娘を大人扱いしすぎていたと反省した出来事でした。

【体験者:40代・女性会社員、回答時期:2025年12月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Yuki Unagi
フリーペーパーの編集として約10年活躍。出産を機に退職した後、子どもの手が離れたのをきっかけに、在宅webライターとして活動をスタート。自分自身の体験や友人知人へのインタビューを行い、大人の女性向けサイトを中心に、得意とする家族関係のコラムを執筆している。