「帰りが遅くなっても、下級生のために電車を降りてトイレに付き添う」。そんな小6の娘の行動に、私は「それは親の仕事でしょ」とモヤモヤしていました。娘がそこまでする理由は、単なるお人好しではなく……? 友人が体験談を語ってくれました。
低学年のAちゃんのために帰宅が遅れる娘
娘は遠方の学校に電車通学をしています。
帰宅時間はだいたい決まっているのですが、あるときからちょこちょこ遅れるようになりました。
同じ学校へ通う小学3年生のAちゃんがいるのですが、たまに下校時間が一緒になると、一緒に帰ってきている様子。
そしてAちゃんがトイレに寄りたいというと、駅のトイレに付き添ってあげるのだそうです。
電車に乗っているときにトイレに行きたくなったというAちゃんに付き添い、わざわざ電車を降り、トイレに行き、また次の電車に乗り直しているとのこと。
私は、娘の優しい気持ちは尊重すべきと思いつつも、「それは本当に娘がやるべきことなのだろうか」という気持ちになりました。
下校中の子どもが帰宅時間を遅くしてまで、背負わなくてはいけない責任ではないと思うからです。
私は、「優しくてえらいんだけど、あなたまで帰る時間が遅くなっちゃうよ」と言いました。
それでも、娘は「無理なときは無理って言うよ」と言います。
私はどうして娘がそこまでするんだともやもやしていました。
娘が優しさの裏に隠していた“切実な記憶”
ある日、私は思い切って娘に聞いてみました。
「ねえ、Aちゃんのことだけど。トイレのために駅で降りてあげるの、正直大変じゃない? お母さんは、いつもの時間に帰ってきてほしいな」
すると娘は言いました。
「だってさ、Aちゃんまだ3年生だよ?」