イジメは社会的問題の一つ。誰もが経験してしまう可能性があり、大人の社会にも存在します。筆者の息子は小学校4年生で、イジメによる不登校になりました。学校へ行けない息子と親である私のエピソードをご紹介します。

本音

その後、息子は一旦学校へ行くことはできたものの、休みがちに。
心配した担任の先生から連絡がきました。

先生曰く「話をしたときに、友達っていう言葉は嫌いだと言っていました。元から人は信じていないと。どうせうわべだけの付き合いで、自分を本当に心配している奴などいないって言ってたんです」とのこと。
私はこの話を聞いて、息子の受けた心の傷の深さに愕然としました。「強くなれ」という私の言葉が、どれほど息子を孤独にさせてしまったか、胸が締め付けられる思いでした。

親のエゴ

大人なら「気にしない」「相手にしない」ということができても、14歳の息子には無理だったのかもしれません。
私たちが子どもの頃にはなかったSNSも存在し、イジメを増長している傾向があると先生が話してくれました。

ショッキングな内容でしたが、私は先生を通して息子の本音を知ることができて良かったと思っています。
これから息子にアドバイスをするときは、親の経験や一般常識ではなく、まずは痛みに徹底的に寄り添い、息子の目線に立って考えなければいけないと強く反省させられました。

現在は息子も学校へ行けていますが、たまに泣いている様子などもみられるため、「学校がすべてではない」という選択肢も含め、彼が心から安心して過ごせる場所を一緒に守っていこうと思っています。

【体験者:50代・筆者、回答時期:2026年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:RIE.K
国文科を卒業しOLをしていたが、父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄、多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。シングルマザーとして子どもを養うために、さまざまな仕事の経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。