冬タイヤの交換
11月のある日、私は運転途中、自宅近くのガソリンスタンドに立ち寄りました。
すると、いつも対応してくれる物腰の柔らかい中年男性が声をかけてきました。
「そろそろ冬タイヤの溝も減ってますし、新しいタイヤに交換しませんか?」
確かに、購入してから7年も経っている古いタイヤでしたので交換することにしたのです。
その際は特に問題もなく、スムーズに作業が終わりました。
ところが、12月に入って車検の見積もりを取りに行った時、状況は一変。
この時に対応してくれたのは、いつもの男性ではなく若い男性店員でした。
「奥さんの車、ライトが劣化してますね。これ、交換しないと車検が通りませんよ」
と強い口調で告げられたのです。
信じられない見積もり金額
「ライト? 交換するといくらくらいかかりますか?」と聞くと、店員は答えました。
「そうですねえ、30万円くらいですかね」
私は耳を疑いました。
「さ、30万円? ちょっと高過ぎませんか?」
「いやいや、奥さんの車、古いでしょ? 部品も高いんですよ。まあ、中古部品なら安くなるかもしれませんので、その部品次第で値段が変わりますから後で電話しますね」
その店員は、紙面の見積書も渡さず、口頭だけでサラッと説明しました。
価格の根拠も曖昧に感じ、非常に不安が残る対応でした。
そしてさらに追い打ちをかけるように、店員は続けたのです。
「正直、この車にこれだけお金かけるのもったいないですよ。どうせまた他の部分も壊れますし、買い替えた方がいいんじゃないですか?」
そう言われましたが、まだまだ手放す気はないので
「でも、まだ乗れますから」と言うと、店員は畳みかけてきました。
「いやあ、でも古い車ですからねえ。修理代を考えたら、新車を買った方が安いですよ」
新車の購入を強く勧められ、私は困惑と不信感を抱きました。
「ちょっと、夫とも相談するので考えさせてください」
そう言って私はその場を離れました。
一変した説明
帰宅後、夫にこの件を相談しました。
「30万円? ライト交換だけで? それ、おかしいだろ」
夫も即座に疑問を持った様子でした。
「しかも、紙面の見積書もない? 後のトラブルを防ぐためにも、ちゃんと内訳を確認した方がいい」