離婚という決断と、実際に離婚するまでの過程は、心身ともにエネルギーを消耗するものです。そして、たとえ離婚が成立しても、元親族との間に感情的なしこりが残るケースも少なくありません。今回は、筆者の友人の体験談をご紹介します。

最終手段を決意した日

しかし、事態はどんどんエスカレート。
ついに元義母は娘の通学路にまで現れ、無理やり名字を戻すよう迫ってきたのです。

怯えた娘の表情を見た瞬間、「もう限界だ」と覚悟を決めました。

これまでの録音データや嫌がらせの手紙を証拠として整理し、専門家にも相談。
その上で、元義母へ最後の手紙を送りました。

「これ以上の干渉があれば、法的措置を取ります。慰謝料の請求も辞しません」と。

コピーを取り、元夫にも「母親を止めないなら、こちらも相応の対応をとる」と突きつけ、同じ覚悟で向き合うよう求めました。

ようやく手に入れた自由

「法的措置」「慰謝料」の単語が効いたのでしょうか。
手紙を送った直後から、元義母の嫌がらせはぴたりと止まりました。

ようやく、名実ともに私たち母娘の生活は解放されたのです。

誰かに支配されるのではなく、自分の足で立ち、自分の人生を肯定して生きる。
そんな当たり前の幸せを、ようやくこの手で掴み取ることができました。

今は、何にも怯える必要のない静かな暮らしの中で、娘と心から笑い合える日々を取り戻しています。

【体験者:40代・女性・自営業、回答時期:2025年12月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。