家計を切り盛りする中で悩みを抱えていたA子は、夫から課された厳しい節約ルールに苦しんでいました。食料品の値上がりが続く今の状況で、節約と栄養バランスを両立させた食事を用意するのは簡単なことではありません。
そんな折、子どもたちの思いがけない行動をきっかけに、家庭の雰囲気に変化が生まれます。
その出来事とは一体何だったのでしょうか。
今回は、筆者の知人であるA子から聞いた体験談をご紹介します。

「これからは晩酌を控えて、その分を食費に充てよう。家計も二人で一緒に見直していこう」
そう夫が口にしてくれたのです。

夫が家計の厳しさを自分ごととして受け止めるようになると、家庭内の雰囲気は大きく変わりました。A子の中に積もっていた不満がすべて解消されたわけではありませんが、自分の大変さを家族が理解し、言葉で伝えてくれたことで、長く抱えてきた気持ちの重さがすっと和らいだといいます。

今では週末になると、家族みんなで一週間分のメニューを話し合うのが習慣になりました。「頑張っているのは自分だけじゃない」と感じられるようになったA子は、子どもたちの成長や夫の変化に励まされながら、前向きな気持ちで新しい毎日を過ごしています。

【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2024年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

Illustrator:fumo
FTNコラムニスト:Yumeko.N
元大学職員のコラムニスト。専業主婦として家事と子育てに奮闘。その傍ら、ママ友や同僚からの聞き取り・紹介を中心にインタビューを行う。特に子育てに関する記事、教育機関での経験を通じた子供の成長に関わる親子・家庭環境のテーマを得意とし、同ジャンルのフィールドワークを通じて記事を執筆。