わが子が一生懸命取り組む姿は、親にとって何より誇らしいものですよね。ですが、もしある日突然、子どもが心の限界に達してしまったとしたら……。
今回は、筆者の知人A子が息子と向き合った実体験をご紹介します。親としてどのように支え、寄り添うべきかを考えさせられるお話です。

心身を休ませる時間を持つ中で明らかになったのは、息子が慣れない環境や限られた人間関係の中で、厳しい大学の授業とアルバイトを両立させようとし、限界以上に無理を重ねていたという現実でした。

専門家の話では、何事も手を抜かず全力で取り組むタイプの子ほど、ある日突然、心が耐えきれなくなることがあるのだそうです。

「母さん、もう一度大学に行ってみようかな」
休学期間を経て、少しずつ自分のリズムを取り戻し始めた息子。そのささやかな前進に、A子は思わず涙がこぼれました。

今はただ、親としてできる限り寄り添いながら、静かに見守っていこうと決めています。

【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2025年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

Illustrator:fumo
FTNコラムニスト:Yumeko.N
元大学職員のコラムニスト。専業主婦として家事と子育てに奮闘。その傍ら、ママ友や同僚からの聞き取り・紹介を中心にインタビューを行う。特に子育てに関する記事、教育機関での経験を通じた子供の成長に関わる親子・家庭環境のテーマを得意とし、同ジャンルのフィールドワークを通じて記事を執筆。