「長いあいだ当たり前のように信じ続けてきたのに、実はまったく違う事実が隠されていた」──人生には、そんな瞬間が突然訪れることもありますよね。今回は、筆者の知人が実際に体験したエピソードをご紹介します。
仕事で忙しい父
私の父は、ほとんど家にいない人でした。
たまに帰ってきてもすぐに出ていく父に、幼い私が涙したことも一度や二度ではありません。
そんな時、母はいつも私を抱きしめ「お父さんは責任ある大切なお仕事を任されているの。かっこいいお父さんを応援しましょう」と励ましてくれたものです。
私は母の言葉を疑うことなく信じ、忙しく働く父を誇りに思いながら成長しました。
病床で明かされた真実
社会人になり数年が経った頃、父が病に倒れました。
思えば、母ももう限界だったのでしょう。看病の中で、ポツリとこう漏らしたのです。
「もう、隠さなくていいわね」