たとえ悪気のない言葉でも、ときに深い傷を負わせることがあります。
幼いころ実母にかけられた言葉が、大人になっても小さなトゲとなって心に刺さっていた筆者の知人A子さん。
しかし、娘が通う保育園でのある出来事がそのトゲを優しく抜いてくれたと言います。
幼いころ実母にかけられた言葉が、大人になっても小さなトゲとなって心に刺さっていた筆者の知人A子さん。
しかし、娘が通う保育園でのある出来事がそのトゲを優しく抜いてくれたと言います。
すると、出迎えてくれた先生がパッと顔をほころばせ、娘に声をかけてくれたのです。
「今日は新しいお洋服? ピンクがとても似合ってるね!」
娘は「ありがとう」と満面の笑みで教室に入ってきました。
何気ない会話の中で
その様子をそばで見ていた私は「私も母にそう言ってほしかった」という切ない思いが押し寄せてきました。
同時に、なんだか自分が褒められているような不思議な感覚にも包まれました。私の胸に刺さっていた小さなトゲがスッと消えていくのを感じたのです。
先生が娘にかけてくれたのは、ごく何気ない一言。けれどそれは、かつての私の心までも、温かく溶かしてくれる特別な魔法の言葉でした。
【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2026年1月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:Yumeko.N
元大学職員のコラムニスト。専業主婦として家事と子育てに奮闘。その傍ら、ママ友や同僚からの聞き取り・紹介を中心にインタビューを行う。特に子育てに関する記事、教育機関での経験を通じた子供の成長に関わる親子・家庭環境のテーマを得意とし、同ジャンルのフィールドワークを通じて記事を執筆。