「総勢9人でのお泊まり会」を勝手に決めてきた夫。「夕飯は俺が作る!」と張り切りますが、掃除、布団、翌朝の準備、見えない家事はすべて私の役目です。外食を提案しても聞く耳を持たない夫にモヤモヤしていましたが、その暴走を止めたのは、まさかの人物で……? 友人が体験談を語ってくれました。
夫が突然提案した「友人家族のお泊まり会」
「今度の連休、地元の友だち家族を泊めていいかな」
ある日突然、夫が言いました。
相手は夫婦と子ども3人の5人家族。わが家と合わせれば総勢9人の大所帯です。
さらに夫は、
「夕飯は俺がやる。市場で魚を仕入れて、刺身と煮付けを振る舞うから」と言います。
ホームパーティーやお泊まり会が大好きなご家庭なら、きっと楽しいイベントになるはず。
でも、私はどちらかと言えば、家族だけでのんびり過ごしたいタイプです。
裏方の私と、張り切る夫の温度差
夫はなぜか、家でのおもてなしにこだわります。
妻の私としては、連休とはいえ、子どもの習い事の予定もあるし、掃除や布団の準備も大変。
招かれる側だって、小さなお子さん連れで人様の家に泊まるのは、かえって気を使ってしまうのでは? と心配になります。
しかし夫はいつも、友人の「ちょっと会えない?」という言葉を拡大解釈し、すぐに宿泊を提案してしまうのです。
「みんなで外食でもいいんじゃない?」と言ってみましたが、夫は聞き入れません。
なぜ夫はここまで「自宅でのおもてなし」にこだわるのか。
私は夜な夜な考え、ハッと気づきました。
夫がおもてなしにこだわる理由
お店でお客さんとして座っているだけでは、夫の「やりたいこと」は満たされないのです。
夫が求めているのは、単なる食事会ではなく、「自らキッチンに立ち、豪快に腕をふるう俺」という演出なのかもしれません。
トイレやお風呂の順番、寝床の確保といった裏方の苦労は私の担当。
夫の頭の中にあるのは、「すごい! おいしい!」とみんなに喜んでもらう、最高のホストとしての自分の姿だけ……。
毎日義務として淡々と料理を作っている私からすると、「料理=エンタメ」として楽しめる夫の無邪気さが、少しだけ羨ましくもあり、呆れてしまう部分でもありました。
でも、そんな「おもてなしの心」自体は、彼の良いところでもあるんですよね。