相手が高学年なら手加減なし!
聞けば、普段あまり接点のない高学年の子どもたちがN先生を誘い、鬼ごっこが始まったそう。
普段低学年の子と遊ぶときは、子どもたちに合わせて走っているN先生。
しかし、相手が高学年となった途端、その態度は一変。
手加減するどころか、大人の本気を見せつける「全力疾走」を開始したのです。
逃げ回る高学年の子どもたちを、次々と捕獲。
「俺も本気で逃げたのに、一瞬で追いつかれた! しかも6年生も全員捕まえたんだよ!」
「昔、短距離走ですごい記録を持っていたって噂もあるんだ。マジでカッケー!」
その真偽はわかりませんが、息子が目撃した「圧倒的な速さ」は本物だったのでしょう。普段の姿からは想像もつかない身体能力の高さと、何より子ども相手に全力でぶつかっていく熱量に、息子の中でのN先生の評価は突然上位に。
子どもたちの心を鷲掴みにした「ギャップ」の正体
大人の世界では、仕事ができる、話がおもしろいなど評価基準は様々ですが、子どもの世界において「足が速い」というのは、理屈抜きの絶対的なかっこよさ。
「やっぱN先生すげーわ」と、息子の口からはN先生へのリスペクトが止まりません。
いくつになっても、「本気」を見せられる大人はカッコいい。
普段は優しい先生が見せたひたむきな姿勢が、子どもたちの心を鷲掴みにし、私の「特に印象のない先生」という評価をも一瞬で変えてしまったのでした。
【体験者:40代・女性パート、回答時期:2025年12月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:Yuki Unagi
フリーペーパーの編集として約10年活躍。出産を機に退職した後、子どもの手が離れたのをきっかけに、在宅webライターとして活動をスタート。自分自身の体験や友人知人へのインタビューを行い、大人の女性向けサイトを中心に、得意とする家族関係のコラムを執筆している。