理不尽な要求と長話で教師を困らせるAくんママ。面談が長引くことを懸念し、私は彼女をその日の「最後」の枠に入れました。しかし、それを見たベテラン主任は「『最初』の方にしなさい」と指示。その意外な理由とは? 友人が、体験談を語ってくれました。
「服が汚れる!」校庭で声を荒げる保護者
小学校教員の私には、対応に少し苦慮している保護者がいます。それはAくんのママです。
彼女はいつもブランド服に身を包み、ネイルもメイクも完璧。身だしなみに非常に気を配っており、身につけるものへのこだわりが強い方でした。
Aくんはのんびりしたところがあり、学校としては丁寧な対応が必要な子なのですが、ママが気にするのはお子さんの状態よりも、衣服の汚れなどの「見た目」ばかり。
校庭で泥だらけになって遊ぶAくんに、「服が汚れる! きたない!」と激しく叱咤する姿に、いつもどのようにお声がけすべきか、その距離感に悩んでいました。
円滑に面談を進めるための正解とは
あるとき、保護者面談のスケジュールを組むことになりました。
Aくんママは、非常にお話し好きで、お子さんの話よりも、愚痴といったご自身の関心事について熱心に語られるタイプ。
「途中で切り上げたら失礼だし、Aくんの成長についてできるだけお話ししたいから」そう配慮した私は、Aくんママをその日の「一番最後」の時間枠に入れました。
しかし、その予定表を見たベテランの主任が、意外なことを言ったのです。
「Aくんは、あえて『最初』の方の枠に持ってきなさい」