優しく注意したつもりが、返ってきたのは想定外の自己申告。場の空気が止まったその一言から小さな笑いが起き、返す言葉が見つからない上司。筆者が友人に聞いた新入社員のエピソードです。

自信満々な新入社員がやってきた

私の職場に、新入社員のAくんが配属されました。明るくて受け答えもハキハキしている、とても真っ直ぐな若者です
自己肯定感が高めで、それはそれで今の時代に必要な強みのようにも感じていました。

注意したら、まさかの名言が飛び出した

ある日、ちょっとした業務ミスがありました。私は上司として、今後の成長を願って優しく注意したつもりでした。
ところがAくんが言ったのです。
「すみません、あまり怒らないでもらえますか? 僕、褒められて伸びるタイプなので」

……え? 「褒められて伸びるタイプ」それ、自分で言うセリフ?
その場の空気は、見事にフリーズしました。

本人は真剣、周囲はフリーズ

Aくんは大まじめだったと思います。
きっと自己分析の結果を、飾らずに共有しただけなのでしょう。
ただ、その瞬間、私は言葉を失い、ため息を飲み込みました。
「価値観の違いをどう埋めればいいのだろう」
これ以上何か言えば、パワハラになりかねない。
そんな考えが、一瞬で頭をよぎったのです。
適切な指導と、相手の受け取り方のバランスに、私は激しく葛藤しました。