初孫に恵まれた知人。ところが嫁には決して言えない“本音”を抱えていました。知人から聞いたお話を紹介します。
孫が誕生
私は60代の主婦です。
私には息子が1人いるのですが、その息子が数年前に結婚。
じきに孫も生まれました。
初孫は、確かに可愛いもの。
無垢で愛らしい姿は、見ているだけで心が和みます。
嫁はかなり気さくな性格で、産後も姑である私を遠ざけることなく、しょっちゅう孫を見せに来てくれました。
「お義母さんも、孫の顔見たいかと思って」
そう言って、にっこり笑う嫁。
「友達のお母さんも『孫はとにかく可愛い』と言っていました。お義母さんもそうですよね? 思いっきり可愛がってくださいね!」
嫁はそう言っては、私に孫を抱かせてくれます。
でも私は、嫁には決して言えないある気持ちを抱えていたのです。
本音
それは「孫は可愛いが、同時に命を預かる責任は重い」ということ。
もちろん孫は可愛いのですが、もし私が子守をしている間に怪我でもしたら──。
今の嫁との良好な関係を壊してしまいかねない、そんな責任は負いきれないと考えているのです。
怪我がない間は、嫁もにこにこして私に孫を抱かせてくれるでしょう。
しかし、もしひどい怪我でもした日には……そう考えると、手放しで喜ぶことへのブレーキがかかってしまうのです。
「そんな負担を抱えるのは、正直、不安が勝ってしまう」
そう考えていたのです。