今回は知人のA子さんに聞いた、娘夫婦との同居トラブルをご紹介します。楽しみだったはずの孫との同居生活が、まさかこんなストレスフルな日々になるなんて……。実家依存が止まらない娘に振り回されたA子さんを救ったのは、意外な出来事でした。

突然訪れた「強制退去」という名の救世主

そんなある日、事態は急展開を迎えます。なんと、無関心を貫いていた娘婿の転勤が突然決まったのです!
しかも転勤先は、ちょっとやそっとでは帰って来られない遠距離の地。
実家という環境に甘えきっていた娘さんは、「私は残る! 子供たちも環境を変えたくないはず!」と必死に抵抗しました。
しかし、ここで意外な強さを発揮したのが娘婿です。「子供たちとは離れたくないから、家族全員で引っ越す」と譲らず、泣く泣く家族での引っ越しが決定しました。

嵐のように去っていった娘一家。引っ越しのトラックが見えなくなった瞬間、A子さんの家には久しぶりの静寂が戻ってきました。
「寂しいというより、正直ホッとしたわ」
A子さんは夫と二人、久しぶりに誰にも邪魔されないのんびりとした時間を過ごすことができたそうです。

遠くからのSOSは「愛のムチ」で応援!

現在、娘さんからは毎日のように泣き言のメールや電話が届くそうです。慣れない土地でのワンオペ育児、そして非協力的な夫への不満……。離婚話まで飛び出すほどの修羅場になっているようですが、A子さんは動じません。

「大変ねえ、頑張って」と宥めつつも、決して手助けには行かないと決めています。「彼女が自立した一人の母親として成長できるよう、今はあえて距離を置くつもり」そう語るA子さんの横顔は、以前のような疲れ切った表情ではなく、娘の成長を信じて見守る「母の強さ」に満ちていました。

親しき中にも礼儀あり。物理的な距離ができたことで、娘さんも親のありがたみと、自分たちの甘えに気づく日が来るのかもしれませんね。

【体験者:50代・女性主婦、回答時期:2025年12月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:日向みなみ
出産を機に、子どもとの時間を最優先できる働き方を模索し、未経験からWebライターの世界へ。ライター歴10年の現在は、オンライン秘書としても活動の幅を広げている。自身の経験を元に、子育てや仕事に奮闘する中で生まれる日々の「あるある」や「モヤモヤ」をテーマに、読者のみなさんと一緒に笑って乗り越えるよう、前向きな気持ちになれるコラムを執筆中。