昔からの友人でも、ライフステージの変化によって少しずつ価値観にズレが生じてしまうことってありますよね。お互いの状況が違うからこそ、無意識に言葉で傷つけ合ってしまうことも……。今回は、筆者の友人の体験談をご紹介します。

誰かを否定することで守るプライド

思わず言い返そうとしましたが、C奈の攻撃的な目を見て、言葉を飲み込みました。

C奈は、仕事と育児の両立という過酷な現実の中で、誰かを見下すことでしか自分のプライドを保てなくなっていたのでしょう。

「働く私のほうが正しい」と思わなければ崩れてしまうほど、ギリギリのところで踏ん張っていたのだと思います。

けれど、その時は私もいっぱいいっぱいでした。
自分の正しさを証明するために他人の生き方を否定する人と、無理をして一緒にいる余裕はなかったのです。

「今」を肯定しながら

結局、その日を境にC奈とは距離を置くことになりました。

ライフステージが変われば価値観も変わります。
それ自体は悪いことではありません。
悲しいけれど、お互いがいつか心の余裕を取り戻した時に、また昔のように笑い合えればいいと願っています。

人には人の事情があり、正解のない選択を繰り返して生きています。
今はただ、自分が選んだこの日々を、自分自身でしっかりと肯定してあげたい。そう思う毎日です。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2025年12月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。